アルギニンは褥瘡を予防·改善するのに効果的?

アルギニンは成長ホルモンの促進や肥満の改善などに、効果があり、まさに老若男女、万人向けの栄養素です。

そしてアルギニンは褥瘡(じょくそう)予防の効果もよく知られており、素晴らしい働きをします。

では早速アルギニンと褥瘡の関係を見ていきましょう。

アルギニンと褥瘡(じょくそう)の関係

まずは、褥瘡の症状とアルギニンの働きを見ていきましょう。

褥瘡(じょくそう)とは?

褥瘡(じょくそう)とは、寝たきりなどで身体の特定の部位が圧迫され続けることなどによって、血流が悪くなり、虚血状態や低酸素状態になる事です。

組織の壊死につながる症状で、一般には床ずれ(とこずれ)とも呼ばれます。

褥瘡はお尻や背骨、肘、かかとなどの筋肉や脂肪の少ないところにできやすい特徴があります。

また栄養不足や血圧の低下によって抵抗力が弱くなり創の治りが悪くなる事も組織の壊死につながります

褥瘡のステージは、4段階あり、皮膚が赤くなることから始まり、悪化すると、骨にまで達する深い傷やくぼみができるようになり、骨髄炎や敗血症性関節炎をひき起こします。

褥瘡を予防するためには、自力で寝返りができない場合、周りの人がこまめな体位変換をしてあげることや、体圧分散マットレスを使うと効果的です。

アルギニンは褥瘡を予防·改善する

褥瘡患者は身体状況の変化により、食べることが困難となり,十分な食事摂取ができていなかったり、栄養素が不足しがちです。

褥瘡治癒に必要な蛋白質やビタミン・ミネラル類などが不足しているおそれがあるため,たとえ全量摂取できていても、エネルギー量や栄養成分量を確認することが必要です。

アルギニンは必須アミノ酸ではありませんが、侵襲下において必要なアミノ酸で「条件付き必須アミノ酸」と言われています。

アルギニンは一酸化窒素の前駆物質となり、血管拡張作用や細胞増殖の促進、免疫細胞の賦活化、インスリン抵抗性の改善などの作用があります。

アルギニン摂取により、異化作用を軽減させ、窒素バランスを改善し、創傷治癒を促進してくれます。

その他にも、感染症の予防改善、免疫に強く関与して、褥瘡を強力に予防改善することが期待できます。

さらにアルギニンには、皮膚や筋肉などの組織の血流増加、免疫力アップ、成長ホルモンの分泌を促進させるなどの働きがあります。

特に大きな褥瘡ではエネルギーやタンパク質など創の修復に必要な栄養素が不足しないようにしなければなりません。

同時に血流を促進する事は効率良く栄養を活用できる事につながるため、アルギニンは血流の確保として十分補給する必要がある成分です。

褥瘡は合併症を引き起こしたり、全身状態の悪化にもつながるので、早期発見と適切な予防が大切です。

褥瘡による炎症を伴う創傷がある場合は、アルギニンは積極的に摂りたい栄養素です。

褥瘡予防となるアルギニン1日の必要量

アルギニン1日の摂取量は2,000mg以上を取り込むことが推奨されています。

理想的には2,000から5,000mgとなります。

一定量を越さなければアルギニンの効果を得ることができません。

「在宅褥瘡予防・治療ガイドブック」(日本褥瘡学会編)にも、アルギニンは炎症を伴う創傷がある場合は、積極的に摂りたい必要栄養素として取り上げられています。

食事から必要量を補うことは大変ですので、サプリメントを併用することを推奨しています。

また、アルギニン配合のサプリメントは強アルカリ性の為、クエン酸などで中和して作られています。

誰でもアルギニンを適切に服用することで、健康的な体を作ることができますが、その他の栄養素などバランスが何よりも大事です。

アルギニン摂取する際の注意事項

アルギニンは自然の栄養成分なので、副作用はありません。

しかし過剰摂取には気をつけなければなりません。

普段の食事で過剰摂取になることはありませんが、サプリメントを飲んでいる場合は過剰摂取になりがちです。

5g以上の摂取は過剰と言われていますので、多量のアルギニンを摂取すると肝臓や腎臓に負担をかけて、下痢などの症状が現れます。

そしてアルギニン摂取を控えた方がいい方は、ヘルペスなどのウイルスが体内で増えている人です。

アルギニンがウイルスを活性化してしまう可能性があるので、避けたほうが良いでしょう。

サプリメントには用法、用量が記載されていますでので順守して利用しましょう。

また、アルギニンは単体服用よりも、その他のアミノ酸(グリシンやチロシンなど)を同時に服用する方が効果は高まります。

まとめ

アルギニンを摂取する事で、血流の促進、成長ホルモンの分泌を促進の効果が期待できるため、褥瘡の予防·改善に効果的だとわかりました。

褥瘡は早期発見と予防が大切ですので、早めの対策で悪化を防ぐことが出来ます。

創の状態に応じた栄養管理ができれば早期に治癒する可能性も高まりますので、ぜひともアルギニンを取り入れた対策をして頂きたいと思います。

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